フォリックス(Follics)は、主にAGA(男性型脱毛症)およびFAGA(女性型脱毛症)の治療に用いられる、頭皮に直接塗布するタイプの外用発毛薬です。多くの製品で、発毛効果が認められている有効成分「ミノキシジル」を高濃度で配合しているのが特徴です。
ミノキシジルを高濃度含有している医薬品で、直接頭皮に塗布するローションタイプです。その他、アデノシンなど多くの育毛に有効な成分が含まれており、従来のミノキシジルを含んだ育毛剤よりも高い発毛効果が期待できます。
主な有効成分と作用機序
フォリックス製品の多くは、複数の有効成分を組み合わせることで、多角的なアプローチで薄毛の改善を目指します。
| 主な有効成分 | 作用機序 |
| ミノキシジル | 血管を拡張し、頭皮の血行を促進する作用があります。これにより、毛根にある毛母細胞が活性化され、発毛が促されると考えられています。日本で市販されている多くの発毛剤にも配合されていますが、フォリックスはより高濃度の製品が存在します。 |
| フィナステリド | AGAの主な原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する作用があります。内服薬として知られていますが、フォリックスの一部の製品には外用薬として配合されており、抜け毛の進行を防ぐ効果が期待されます。 |
| アデノシン | 毛乳頭細胞に直接作用し、発毛促進因子である「FGF-7」の産生を促すことで、育毛をサポートします。 |
| アゼライン酸 | フィナステリドと同様に、DHTの生成を抑制する効果が期待される成分です。 |
| その他の成分 | 製品によっては、ビタミン、ミネラル、植物エキスなど、頭皮環境を整え、髪の成長をサポートする様々な補助成分が配合されています。 |
フォリックスの主な種類
フォリックスには、配合されている成分や濃度によって様々なシリーズがあります。自身の薄毛の進行度や頭皮の状態に合わせて選択することが推奨されます。
- FRシリーズ(男性向け): ミノキシジルの濃度が異なる製品(例:FR12、FR15、FR16など)があり、フィナステリドやデュタステリド(フィナステリドより強力とされる成分)が配合されているものもあります。数字が大きいほどミノキシジルの濃度が高い傾向にあります。
- FRシリーズ(女性向け): 女性の薄毛治療向けに、ミノキシジルの濃度を調整し、フィナステリドなど男性向け成分を配合していない製品(例:FR02)があります。
使用方法と注意点
使用方法 通常、1日2回、朝と晩に、薄毛が気になる部分の頭皮に直接スプレーし、指でマッサージするようになじませて使用します。塗布後は、成分を浸透させるため、数時間は洗い流さないことが推奨されています。
副作用 フォリックスの使用により、以下のような副作用が現れる可能性があります。
- 頭皮の症状: かゆみ、発疹、かぶれ、フケ、熱感など
- その他の症状: 初期脱毛(使用開始後に一時的に抜け毛が増える現象)、動悸、息切れ、めまい、むくみなど
これらの症状が現れた場合は、使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
注意点
- フォリックスは、日本では医薬品として承認されていないため、医師の処方や指導のもとで使用することが推奨されます。個人輸入などで入手することも可能ですが、その場合は自己責任での使用となります。
- 配合されている成分によっては、女性や未成年者の使用が禁忌とされている製品もありますので、必ず確認してください。
- 高血圧や心臓病などの持病がある方は、使用前に必ず医師に相談してください。
